インプラント治療とは、歯のない顎の骨にチタンという金属性のネジを埋め込んで人工の歯を作る技術です。
以前は入れ歯が合わない方や、どうしても入れ歯は嫌だ、というような方が対象でした。しかし技術が進んだ今日では、インプラントは第一選択肢として広く応用されるようになりました。
インプラントを歯の無いところに入れることによって、残っている歯が守られたり延命されたりするからです。そして何よりも、インプラントによって入れ歯から開放され、何でもおいしいものを食べられる喜びは、何ものにも換えがたいものでしょう。
従来のインプラント手術は顎の骨にドリルで穴を開けてインプラント体を埋め込んでいましたが、顎が非常に薄い場合はむずかしくどこかの顎の骨を移植していました。
しかし大口式インプラント法では薄い骨に小さな穴をあけてオーギュメーターという器械で少しずつ穴を広げていきます。
最終的には3.7mmまで広げていきインプラントを挿入していきます。こうすることで細い骨でもインプラントを安全かつ的確に入れることが出来ます。骨を横方向に広げていきますので緻密になりしっかりと入れることが可能です。
また、ほとんどドリリングをしませんのであまり腫れることも無く、痛みもないので初めてのインプラントでも安心です。
インプラント治療への理解を深めることで、不安要素を解消しましょう。
- 歯の無いところにインプラントを入れることによって、残っている歯を守ることが出来たり、延命することができます。残っている歯は、かみ合わせを負担する為に重要な役割を果たしているので、大切に守ってあげる必要があります。当院の削らないインプラントを入れることによって、健康な顎の骨も守ることができるのです。
- インプラントの見た目は天然の歯と区別がつきません。精密適合によって前歯でも単独で作ることができるので、事故や転倒などで前歯を折ったりしたときには、即日インプラントを埋め込むことも可能になりました(※)。4ヶ月後には以前の天然の歯とまったく区別のつかない歯ができあがります。
- インプラント治療終了後も定期的にメインテナンスを心がけていただくことで、安心してお過ごしいただくことができます。お手入れの具合によってインプラントの寿命は決定されます。従って定期健診は必ず受けましょう。そして、自分の歯と同じようにしっかりプラークコントロールをしていきましょう。
- 当医院では、細い骨でもインプラントを安全かつ的確に入れることが出来ます。(大口式インプラント採用)
ほとんどドリリングをしませんのであまり腫れることも無く、痛みもありません。大切な骨をけずってしまう従来の方法とは異なり、 いまある骨を最大限に生かすことが可能です。
- 当院で採用しているオステム・インプラントは、韓国国内で初めてインプラントシステムを開発、さらにISO9001認証とCEマークを獲得し、2002年には米FDA最高クラスのclass-Ⅲをパス、製品の安全性と優秀な品質を世界的に認められています。
- 原則的にはインプラントを埋め込むところに骨があれば可能です。しかしやみくもにインプラントを入れればいいかというとそうではありません。顎の骨の中には神経もあれば血管もあり、それを損傷しないように埋め込む必要があります。 そのためには、インプラントを埋め込む箇所の輪切りの写真が必要です。当院では最精鋭のフィンランド製プランメカCT撮影装置を完備しています。
インプラントの上部構造は従来は金属やセラミックで作られていましたが、見た目の問題やセラミックの破折の問題で現在はジルコニアにすべて変わりました。ジルコニアは金属とセラミックの両方の
特徴を持っています。色はセラミックと同じく白いのですが、強度は金属と同等もしくはそれ以上硬いものです。ポーセレンラミネートの最前線のドイツではほとんどジルコニアに代わって来ています。当院でもドイツのジルコニア専門のラボで8年修行し現在はジルコン
ザーンインストラクターの岡部技工士と最高水準のジルコニアクラウン、インレー、ブリッジを患者様に提供しています。
費用はインプラント埋入が20万×2で40万円、上部構造がブリッジ形式の場合歯が3本になるので20万円×3で60万円になります。そのほかに手術準備費用として5万円になります。
リスクと副作用:インプラントに関しては天然の歯よりも生体の免疫機構が劣りますので定期的なクリーニング、点検、が必要になってきます。また喫煙者にはお勧めできません。