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iaaid Asia 学会

先週の金曜日から日曜日まで京都国際交流会館にて国際先進学際歯科学会アシア部会の第三回学術大会・総会が開催された。内容は臨床から研究まで多彩であり特に鹿児島大学の矯正科の宮脇正一教授の「睡眠時ブラキシズムの新たな関連因子とその生理学的意義」についてが興味深かった。すなわち夕食を遅くとったりすると胃酸が逆流して食道を刺激し、この刺激によって心臓の交感神経が緊張する。そして4秒後に脳活動が上昇しブラキシズムが誘発される。さらに唾液が分泌促進しそれをゴックンして食道に入り、胃酸を唾液の緩衝作用で中和して刺激を抑えるというものである。僕たちはストレスとブラキシズムの関連性のみを研究してきたが、この知見はたいへん興味深いことである。防御法は早めに夕食をとり十分消化してから就寝することに尽きるのではないか?そういえば身近な食道癌で死んだ先輩たちはみんな夜の深酒と飲食をしていた。自分もそうならないために規則正しい生活をしようと決心した今日でした。
 このブログを読んだ歯科医師の先生方、一緒にiaaid Asia学会に参加しませんか?きっと未来が開けますよ。

自分の品格

久しぶりにいい本を読んだ。上智大学名誉教授の渡部昇一先生の自分の品格である。「ぶれない生き方、ゆるぎない自信」-これが品格のある人である。そして過去の日本の歴史の人物やその社会構造、トップの据え方などからのヒントを例に挙げてそこから解説している。なぜ日本がアメリカに負けたか?それは単純明快でアメリカ軍は年功序列を無視して有能な人間をつぎつぎに投入していった。それに対して日本軍は士官学校、海軍兵学校の年功で決めていったのである。つまりなぜ南雲忠一中将を使いつづけ、山口多聞という優秀な航空の専門家を使わなかったのか?それは年次が南雲のほうが上だったからである。何か今の日本にも当てはまることがいっぱいありそうです。坂本竜馬がNHKドラマで人気がありますが、もしかしたら明治維新のときのような命を掛けて物事を遂行するような人材を国民が求めているのではないでしょうか?
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大口塾卒業式

一昨日で大口塾の六ヶ月コースが終了し卒業式となりました。師範として企画、プログラム、コーディネート、講習とすべてを任されて、責任と重圧にもめげず持ち前の前向き姿勢と、楽天的な性格で何とか乗り切ることができました。第一期生の先生方には多大なご迷惑をおかけし、ご満足いただけたどうか不安でした。いたらぬ点はこころよりお詫び申し上げます。しかし招聘した講師陣はすべての先生方がすばらしく解剖の佐藤巌教授、CTの新井嘉則教授、インプラントペリオの第一人者児玉利朗先生、メディカルドクターの熊谷由紀絵先生、咬合ワキシングコースの榊原功二客員教授、衛生士の岡部葉子先生そして師範代の武本先生など今までにはない先生方であったと自負しています。それもなんと定員8名限定というマンツーマンの講義実習でした。今回企画してくれたメディカルエイペックスの古田さんほか社員の皆さんにもお礼を申し上げます。そしてなにより今回の企画に賛同し援助してしてたただいた大口塾長には本当に感謝しております。最後に塾生の先生方よりお花を頂き本当にうれしかったです。
次回2回目の希望者がすでに5名もいらっしゃるとか?次回も何とか企画したいと思います。
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歯並び

ふたたび女子フィギュアーの話ですが、キムヨナ選手のドキュメントをTVでやっていました。そのときに小さいころの写真が写ったときに、やはり矯正治療のブレースが付いていました。この時からオリンピックを意識して矯正治療をしていたのですね。前回のブログでも書きましたが、キムヨナ選手の歯並びは完璧で上の前歯がすべて下の前歯を約2mmぐらい覆い被さっています。浅田真央選手は矯正治療をやっていなかったせいか真ん中の2本はまだ覆い被さっていますが、次の側切歯が上下逆の被さりかたです。そうなると犬歯がいい位置にきません。したがって犬歯の左右のブロックが効かなくて筋力に緊張がでません。オリンピックで勝つためには精神論や努力も大切ですが、歯並びが身体に与える影響は絶大です。うちにいた先生の研究では、意識的にかみ合わせの悪いマウスピースを作ると背筋力が20パーセント減退するそうです。来年のソチで金メダルを増やしかったら選手全員に噛み合せ矯正をすべきです。
キムヨナ選手の歯並び
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浅田真央選手の歯並び
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女子フィギュアー

やはり予想どうりキムヨナ選手が金メダルを取りました。それも圧倒的な優位差をたもっての金はみごとでした。本人の努力は並大抵ではありませんが、家族のチームワークもすばらしく、父が食事の買出しに行き、姉が料理を作り、母がコーチとマネージャーを兼務してみんなで協力しての結果です。それと19歳とは思えない優雅でなおかつ完璧な演技には驚かせられます。しかしジャンプの安定感はやはり彼女の完璧な歯並びからくると思います。そして笑ったときの美しさは歯並びにしっかりとした機能がそなわっていないとできません。日本の女性も積極的に矯正治療をいてみてはいかがですか?それも見た目だけでなくしっかりとした機能矯正をお勧めします。そして何度も言いますが、歯並びを治さないと金メダルは取れませんよ。
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大口塾5回目 新井先生

昨日やっと大口塾の5回目が終わった。講師には放射線科で有名な新井嘉則先生です。新井先生は日本大学の特任教授でデジタルパノラマXrayや歯科用CTの開発者で天才的な頭脳をお持ちですが、意外やご一緒に食事をすると大変楽しくて時のたつのが早かったです。その中で印象に残ったのが、「自分は工学部を希望していたが、親が歯医者さんで歯科大にいったとか。しかし、もし工学部に行っていたらもっと頭のいい人がたくさんいてここまでうまくはいかなかった。」と言っておられました。それから「山登りや写真を撮ったのも今日につながっている。そして人生無駄なものは何もない」とも言っておられました。本当にそのとおりで、僕も写真部で部長をやったり、鉄道模型、ラジコン、プラモデルを作ったりしていたことが今日につながっていると思います。そして本来の志望だったラインパイロットにならなくて、歯科医師になったことに今は感謝しています。

日歯広報新聞

2月5日の日歯広報新聞で「顎関節症の補綴的治療」先進医療から削除とありました。すなわち「顎関節症の保存的治療において、下顎位を数量的に決定し、咬合面構成装置を用いて咬合等の安定を図る治療法」はまったく効果がないということです。当院では18年前よりCadiaxという下顎運動計測装置で顎運動を計測し、セファロなどのX線で分析し、CPV(下顎位を3次元的に動かすもの)で正しい顎の位置を設定して治療に役立ててきました。さらに咬合器でシークエンシャル咬合という人類の正常な咬合状態を作り上げてきました。また、矯正治療においても第一小臼歯を非抜歯でおこない同じように正常咬合を目指してきました。そしてこのことによりかなりの患者さんが救われています。自分の従妹で顎が左に偏位して1週間に3日寝たきりだった少女が、矯正治療、補綴治療にて元気になり英国に留学を果たしています。僕の中では咬合治療はかなりの確率で効果ありと判定しています。つい最近も顎が動かなくてかなり痛みがあった女性に平衡側の干渉を取り除いたらかなり症状が改善されました。必要なことは、正しい下顎位、奥歯のバーチカルサポート、前歯のアンテイアガイダンスこれなくして歯科は存在せずと思いますが、皆さんはいかがお考えですか?
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