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八重歯

前回のブログで師匠のところにお手伝いに行っている話をした。その時に30年目前の患者さんで八重歯がとってもかわいい女子大生が今はお母さんになってきた。楽しみにお口を拝見させていただいたところ、残念なことに奥歯がぼろぼろになっていた。実は犬歯が八重歯になっていると下の歯と全く当たらないで機能していない。そうすると人間の歯の中でもっとも丈夫な犬歯は全く働かないことになってしまい、その結果奥歯に異常な歯ぎしりや力がかかりぼろぼろになってしまう。人間の歯は上下28本がすべて均等に機能することで保たれている。たった一本でも異常な位置にあるとすべて狂ってしまう。そうならないためにはきちっとした機能矯正をお勧めする。

弟子入り

昨日は僕の師匠の歯科医院にお手伝いに行ってきました。日本橋の矢澤歯科医院という病院で東京では名門の医院です。僕は大学の5年生の時に母の紹介で見学に行き当時、大学では見たこともない先端歯科医療を目のあたりにし、卒業後そのまま就職しました。非常に厳しく教え込まれて今日あるのはすべて矢澤先生のおかげだと思っています。その矢澤先生も高齢で83歳になられておられるので週に一回お手伝いに行っている次第です。僕も53歳になり熟練の技は身に着けていますが、そこはかつての弟子と師匠の関係、昨日もいろいろなことを教えていただきました。何かすごく新鮮で30年前にタイムスリップした感じです。お手伝いに行っていますが、本当は師匠は最後に何かを僕に伝えたいのでしょう。また来週お手伝いに伺います。毎週月曜日が楽しみです。

ピンチをチャンスに

前号でも記述したが、今、日本の価値観が180°変わりつつある。バブル的ないい車、いい洋服、いい時計、綺麗な女性を連れる、といったすべての価値観が崩壊した。僕の良識ある友人たちで年収何千万の人たちが車を放棄し、あまったお金はユネスコに寄付している。人は社会生活を営む動物である。したがってなにがしのアイデンティー(存在感)を周囲にふりまいている。そして周りに認められたい。それなりに立場を保持したい。でもよく考えてみよう。それは自分自身に自信がないから、不安だから少なくとも外観を決めておこうとするのではないだろうか?先日患者さんに「先生の宗教はなんですか?」と聞かれたとき宗教は「自分です。」とはっきり答えた。しいて言えば新田次郎がマッターホルンのことを「坐したる巨人」といったが、僕も初めてマッターホルンを見た時の感動は忘れない。そう僕の宗教は山の自然である。こんな時こそ自分を愛し、自分自身で誇りを持って行動し、趣味は仕事です。と堂々と胸を張って生きていこう。そして何事もぶれない生き方。これが大事ではないだろうか?ちなみに僕の愛車はキャノンデール(自転車)、ジーパンに登山用のシャツ(緊急時には役に立つ)、時計の代わりにナムーのブレスレットこれで十分である。
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日本の将来

今回の地震とその後の原発事故は今までの日本の価値観を根底からひっくり返しているような気がする。地下鉄の照明も7割ぐらいに落としているようだがなれてみると全く問題ない。ロンドンの地下鉄はもっと暗いような気がする。今までが明るすぎたのでないだろうか?自動販売機、これも本当に必要であろうか?24時間ずいぶん無駄な電気を消化している。コンビニ、確かに便利であるがこれも本当に24時間営業が必要であろうか?ぼくたち日本人は戦後アメリカ文化にあこがれ享受してきたおかげで何か日本人特有の質素勤勉、まじめを失ってきたのではないか?明治維新前の江戸文化は完ぺきなリサイクル社会を構築し東京湾(江戸湾)を汚さず海の幸の恩恵を受けてきた。もっと無駄をなくそう。最近の若者の車離れなどいい例である。国に要望するのはヨーロッパにあるような自転車専用レーンを作っていただきたい。そして取り返しのつかない事故になるエネルギー資源は必要ない?いよいよ地熱発電、潮流発電、太陽光発電、風力発電に脚光が集まってきた。僕は今日も徒歩で通勤してきた。エネルギー消費率0パーセント。脂肪の消費率100パーセント。

開口(オープンバイト)

昨日カウンセリングで、大学2年生の女の子がお母様と一緒にいらした。悩みは口が閉じないということで拝見してみると明らかに開口(オープンバイト)であった。原因は親知らずでこれが前の奥歯を上に押してきて奥高になり前のほうの歯が閉じなくなってしまったのだ。他の歯科医院や大学病院に相談するとほとんどが、顎を切る外科的な矯正を進められたそうだ。明らかに間違っている。治す方法はその原因の親知らずを抜いてその前の押された奥歯を後ろに押し戻してやる矯正治療をすればいい。こうすれば痛い思いをしなくても簡単に治すことができる。医療は天下の大学の大多数(僕の習った佐藤教授の神奈川歯科は違います)は相変わらず外科的な矯正を推奨している。今回の原発事故と同じで本来の目的を逸脱して、保険で外科は認められているとか、外科の先生が腕を試したいとか症例を増やしたいとかで患者さんをモルモットにするのは大いに間違っている。下記に、この前仕上がったオープンバイトの患者さんの術前、術後を示します。この人は他の矯正の先生が以前に矯正治療を行った結果が術前の写真です。
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日本の混乱

東京電力とIAEAの会見で食い違いが出ている。何を信用していいのだろうか?先日シンガポールより来院した患者さんIさんによるとやはり僕と同じ意見であった。今のところ東京は問題ないそうだ。しかしチェルノブイリの教訓より風向きが重要だそうだ。当時も現地に2,30kmのところでも影響がないところや、逆に5,60km離れていても影響が出ているところもある。今回の原発事故では北からの風が吹いたときは外出時にはマスクを着用し、必要以上に外出を控えることも必要だ。それを調べるにはYahooから双葉町 天気予報を見るといい。そこには詳しく風向きが出ている。めんどくさい人はとりあえず寒くなり北風が吹いたら家に帰ろう。自分の身は自分で守ろう。

矯正セミナー

先週の日曜日に僕の主催している矯正セミナーを開催しました。今回は神奈川歯科大学の矯正科の佐藤教授の話を一日じっくりと聞かせていただきました。佐藤貞雄教授は現在、神奈川歯科大学の学長になられており、大変多忙なのですが、今回小人数にもかかわらずお願いできました。内容は霊長類から人類学、咬合とブラキシズム、ストレスマネージメントと多種にわたり今までの先生の話の集大成を一気にお話しいただきました。咬合医学は今後の新しい分野で対処療法ではなく、予防医学の中心であると思います。本当に素晴らしく、その後の懇親会でも日本酒を飲まれながら本質の話を聞かせていただきました。これを聞けなかった先生は残念でしたね。そして佐藤先生ありがとうございました。
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