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ビデオ設置

昨日よりビデオアームが設置され、いよいよハイビジョンのインプラントライブオペの撮影が可能となった。これにより、講習にての再現や自分としても術後にゆっくりと確認がおこなえる。さらにインプラントのオペは事前にCTなどで状態を把握しても実際には非常に骨が硬かったりする。そんなときにとっさにリカバリーしなくてはならないことがある。これを講演でこれをどう伝えるかが課題だった。何故なら、写真だけでは動きが見られない。この動きこそが匠の技につながると確信している。最初フリーハンドで撮影していたが、あまりにもぶれてしまい見ているほうが船酔いを起こしかねない。そんなときにビデオアームがあると定点撮影ができ見ているほうも安心していられる。さらに、画質はハイビジョンクラスだ。編集はまだ出来ないが、編集ソフトも買ってきてライブビデオを作る予定だ。今後ビデオを使って大口式インプラントの真骨頂を伝えるべく、骨をほとんど削らないインプラント埋入法を広めたいと思う。

大口塾4回目

早いもので大口塾の4回目が終了しました。今回は鹿児島で開業されている児玉先生にインプラントのための歯周外科というテーマでお願いしました。おそらくインプラント歯周外科では日本で第一人者である児玉先生は、講演回数が去年は40回もおこなっているそうです。内容は豚の自習も含めて遊離歯肉移植術、ソケットプリザーベンション、など本当にすばらしいものでした。今回は師範を忘れて僕も受講生のつもりで講義を受けました。今までやってきたことが自己流のところが多々あり反省をし、たまには講演も受講するのも有意義だと感じました。自分もまだまだ未熟でもっと勉強しなければならないことを深く痛感しました。

インプラント手術のダブルヘッダー

本日は、午前、午後ともにインプラントの手術が入っていました。午前中は右上6番にOAMで拡大後、カムログインプラント4.3mmを入れました。後方に骨欠損があったので難症例でしたが、拡大して少し骨欠損を閉鎖しました。午後の症例は左下5番、7番部にインプラントを入れました。これも5番が狭窄骨で難症例でしたが、難なくOAMとスリッターを併用して手術が完了しました。いずれにせよドリリングを極力しない大口式インプラント埋入方法は安心して確実に術を行うことができます。大切な骨を削り飛ばさない大口式インプラント埋入方法は優れものです。

まだ骨をドリリングしてインプラントを入れてますか?

一昨日のインプラント手術で左上の大臼歯部に2本インプラントを入れました。難症例で骨と上顎洞との隙間の骨はだいたい3から4mmでした。もちろんこのような症例ではサイナンスリフトといって横から骨を開けて、シュナイダー膜を上にあげてインプラントを入れるような大仕事です。また骨の厚みも薄くて3mmから4mmぐらいしかありません。そこで大口式のオーギュメーターを使って骨を慎重に広げていきます。その後スリッターを使って骨を半分に割っていき人工の骨をいれてソケットリフトします。最後に再びオーギュメーターを使ってインプラントを入れる大きさに骨を広げます。そしてインプラントをゆっくりと入れていきます。このときインプラントドリルは一切使っていません。本当に静かで確実なインプラント埋入方法です。これを考案した大口先生に改めて感謝です。
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大口塾始まる

いよいよ大口塾が開講になりました。準備期間に1年を費やしやっと一昨日、昨日と第一回目を行いました。第一回は師範代である僕がインプラントの基礎知識と人類の発生、2足歩行の話から咬合論、難症例に対するアプローチを模型などを用意してクイズ形式で行いました。受講生の先生方、苦労しながらもいろいろな意見が出てきて非常に面白かったです。1日目の終わりには春秋という居酒屋で懇親会を行いいろいろな先生方とお話しできました。中でもOO先生は10年間休みなしの歯科医院を経営されていて年間五百万円もの大金を毎年県に寄付されているとか。全く頭が下がる思いです。本当に素晴らしい先生方をお会いできてうれしいです。3月までのコースよろしくお願いします。次回は日本歯科大学解剖学教授の佐藤巌先生をお呼びして解剖の講義とインストラクターの武本先生のインプラント手術基本術式です。

大口式インプラント

金曜日に大口式インプラント埋入法で右下4番にインプラントを入れました。CTでも予想していたのですが外側の骨がほとんどない状態で、通常の方法だとかなり難しい症例です。歯肉を開いてみると外側がほとんどなくなっていたのですが、後ろ側に少しボリュームがありました。そこで起始点をそこにもっていきどんどん広げていきました。途中硬かったので、ハイブリット法でドリルと併用しながらおこないました。最後にはご覧のとうり定位置に3.8mm×13mmのcamlogインプラントがうまく入りました。通常の方法ですと、外側にかなり人工の骨を造骨しなければならないケースです。それでも骨ができるか疑問です。来週はこの大口式の講演で大阪に行ってきます。
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匠の技

われわれ歯科医師は科学的な思考力と匠的な技術力が要求されます。たとえばインプラントの手術などは事前にCT画像などできっちりと診断してサイズや長さを決めます。しかしいざ埋入する時にはOEM(大口式器具)にて骨の硬さや広がり具合などを見ながら手指感覚で操作します。このことにより従来法のドリリングで穴をあける方法よりかなりうまく入れることができます。その時にどのようにしたら先生のようにうまくできるのか?という質問に、大工さん用語のちょうどいい按排(あんばい)でやってくれと言います。すなわちこれは理論や理屈ではありません。よく見て物まねをして秘伝を盗み取るのです。僕自身も修行時代に師匠の矢澤先生より秘伝を盗み取りました。師匠は何も教えてくれません。ただ見てろと言います。今はうちの小泉先生が盗み取っています。学校出たての先生方はあせらずじっくりと修行を積んでもらいたいを思います。
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