先週の土曜日、日曜日で神奈川歯科大学矯正科同門会主催の長谷川信先生のゴムメタルコースに行ってきました。ゴムメタルはトヨタ自動車中央研究所の開発した超弾性金属合金です。今までマルチループのような複雑なワイヤーではなくてとってもシンプルです。そして何より矯正治療にもってこいでほとんどが１年以下で終了します。昨今プレート矯正や裏からの矯正が脚光を浴びていますが、これらはかみ合わせをしっかり作るのは不可能です。僕たちは正々堂々と表矯正を主張します。長谷川先生とっても参考になりました。

先週の土曜日、日曜日に僕の主催するD2Academyの咬合コースの第２回目をおこないました。講師は田嶋健先生と僕でセファロのトレース、計測点のプロット、実際の人頭蓋での計測点の確認をしました。みんな真剣でまるで学生に戻ったようです。咬合は歯科では手つかずの分野ですが、インプラント、矯正、補綴をおこなうのにあたってなくてはならないものです。その中でも骨格パターンを知る上でセファロは絶対に必要です。骨格パターンを知らないでフルマウスのリコンストラクションを行うことはまさに自殺行為です。インプラントの細かいテクニックも大事ですが、それより以前に咬合をもっと勉強したいですね。

先週の日曜日に医療法人社団　健育会の設立60周年の記念パーティー並びにコンサートに行ってきました。健育会は僕の地元の板橋にある竹川病院と熱川温泉病院などを統括しスタッフは3000人もいるそうです。コンサートも東京フォーラムAで葉加瀬太郎さんたちが素晴らしい演奏を3時間30分も行ってくれました。最後はみんな総立ちで名曲「情熱大陸」を聞くというよりは踊っていました。竹川理事長にはパワーを感じました。まさに情熱大陸そのもです。

僕たちの仕事には歯を削り型を取る他に大切なことが仮歯作りです。仮歯は削ってある歯が凍み無いようにし丸裸の歯を守る役割があります。しかしそれだけでなく将来の形を想定し患者さんに見てもらい、納得したうえで型をとってその情報を歯科技工士さんに送ります。たかが歯されど歯、とっても精密なことをやっているんですよ。でも個人的にはこの作業がとっても大好きです。何故かってプラモデル造りに似ているからです。

最近、1日に2から3症例、セレック　１　day　トリートメントが行われるようになってきた。1本の歯だったら1時間30分で完了してしまう。麻酔が効いているので装着時には無痛で、象牙細管への感染も最小限で済みます。患者さんからは大好評です。お口の中で黒い詰め物があったら真っ白い歯にかえてみませんか？気分もさわやかになりますよ。

一昨日に患者さんで友人の田中さんのお宅に食事に呼ばれました。ワインとお料理の素晴らしさに感動しました。特にメインのラムはいつも食べても絶品でブルゴーニュのワインとのマッチングは最高でした。本当にご馳走様でした。レストラン田中でもやったらどうですか？との質問に田中氏は絶対にやらんとのこと。やはり料理は好きな人と食べるのがいいですね

皆さんは今年のゴールデンウイークはどのようにお過ごしですか？どこに行っても渋滞ですし、海外旅行は正規運賃の航空券ばかりであまり安くありません。そこで息子とプラモデルを作ることにしました。第二次世界大戦時のドイツの巨大戦車エレファントです。あまりにも大きくて戦場では目立ちすぎてぼこぼこにされたそうです。あまり大きすぎることはかえって不利になるということですね。当院も母の代から56年になります。56年経過して運営できた秘訣は大きすぎないことです。大きければそれだけ運営費用がかかります。あと15年ぐらい頑張れるかな？